メカニカルシミュレーションニュース | 2022.3.9
Mechanical Simulation社は、市場をリードする車両運動力学ソフトウェアで常に知られていますが、自動化はエンジニアの生産性を向上させるための主要な要素となっています。VehicleSim(CarSim、TruckSim、BikeSim、SuspensionSim)製品を使用する時間の多くは、新しいアイデアをインタラクティブに試し、新しい手順を評価し、車両パラメータを検証することなどに費やされます。しかし、一度手順と必要なバリアント(車両コントローラ等)が決まれば、何百、何千ものシミュレーションテストを行いたいと思う様になるかもしれません。
テストスイートの実行は、エンジニアの生産性を向上させる方法の一つです。自動化のオプションは、内部ツールまたは外部ソフトウェアによって利用可能です。ユーザはユーザーインターフェース(VS Browser)とWindowsのCOM機能、またはVS APIによりVS Solverを外部ソフトウェアと連携させる事で自動化を実現する事が可能です。
バッチGUIツール:ユーザーはテストランのリストから選択するか、マトリックスアプローチを使用することができます。マトリックスアプローチでは、車両のリストとテスト条件のリストなど、2つのデータセットのリストを自動的に組み合わせて新しいランを生成します。
VSイベント:一連の試験を1つのテストランとして定義し、各セグメントを個別のイベントとして扱うことができます。
COM:VSブラウザーは、WindowsのCOMサーバーとして動作させることができます。COMをサポートしている環境であれば、VS Browserでできることは、すべてCOMコマンドを送信することで可能です。Excel、MATLAB、Visual Basicを使用した例を示しています。
VS API:上級ユーザーは、VS APIを使用して、VSソルバーと直接連動するカスタムプログラムによる自動化を提供することができます。VS APIはVehicleSim SDKパッケージの一部です。
DOEおよび最適化ソフトウェア:データセットファイルは、設計、開発、および解析ソフトウェアのための簡単なインターフェイスを提供します。最適化のための実験計画法は、各種DOEパッケージを使用して行うことができます。
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sine with dwell規格では、一連のテストをCarSimのイベントを使って処理し、関心のある多くの条件をカバーする1つのシミュレーションを実行します。テストとテストの間はファイルへの書き込みを無効にし、関心のない過渡的な挙動を除外します。
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※本文章はメカニカルシミュレーション社が発行したニュースレターを基に、バーチャルメカニクスが翻訳編集加筆を行っております
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