工夫次第で可能です。
ただし、まずデジタル表示用の数字の絵(0~9)を新たにご用意頂く必要があります。 CarSim/TruckSim/BikeSim に標準で付属している、ギア表示用の数値画像を使うと便利ですが、0 および 8、9 がありませんので新しく作成してください。そして下記の設定を行います。
変数の値を数字で表示する場所を示す Reference Point を設定します。Reference Point は車両座標原点を基準とする距離を設定します。例えば、3桁の数値を表示したい場合は Reference Point を3つ設定します。 Reference Point の1つ目を設定しますと、X_RP1、Y_RP1、Z_RP1 という変数が有効になり、後述の4.の Animator: Reference Frame 画面の Variable name 欄に設定します。 各桁の、各数字の表示/非表示(代入値としては、1/0)に使用する変数を新しく作成します。VS コマンドの define_output を使います。1桁分につき0~9の10個必要となります。例えば、3桁の999までを表示したい場合は30個の変数を新規作成します。 表示したい車両状態量等の値の各桁の値を割り出して、該当する各桁の各数字の変数に1を代入します。それ以外の各桁の各数字の変数には0を代入します。このロジックを Simulink か VS コマンドで作成します。 Animator: Reference Frame 画面にて、1.で設定した Reference Point の変数と、2.で作成した数字の表示/非表示の変数を設定します。これは、2.で作成した数が必要となります。具体的な設定方法につきましては、Animator: Reference Frame 画面の事例データセットの{HUD Gauges} 1st Gear 等を参考にしてください。
CarSim8.2/TruckSim8.2/BikeSim3.2 以降では VS Visualizer 向けに HUD (Heads-Up Display) 機能を搭載しています。テキストやゲージ画像等を使って、車両速度等の車両状態を表現できます。インストール済み事例データセットとして
{VS Visualizer Examples}Configurable Heads Up Display (HUD) - Handling Course (OSG)
等をご用意しております。