さまざまな運転条件に適したドライビングシミュレータ

特殊な運転条件や危険を伴う運転条件を再現するには?
車両開発期間の短縮による開発費削減やドライバーの負荷軽減をするには?

CarSim /TruckSim Tabletop Driving Simulator

ドライビングシミュレータを導入することで車両開発期間の短縮による開発費削減やドライバーの負荷軽減、実車では困難な走行環境・条件での試験も可能となります。更に、ドライビングシミュレータをデモンストレーションに活用することでイメージの向上も期待できます。

また近年、ADAS/ITSの機能開発用に各種センサーやカメラ画像入力などの多様な入力情報、ヒューマンインターフェース等を考慮したドライビングシミュレータの採用が進んでいます。

弊社では様々なお客様の状況に対応し、低価格で実現できる簡易ドライビングシミュレータから、ハイエンドなモーション付きのドライビングシミュレータまで、ニーズに合わせた最適なドライビングシミュレータ・システムのご提案が可能です。

ドライビングシミュレータ ウィンドウ

ドライバービューとメーター類のアニメーションを表示する事ができます。
また、走行路面や建物・信号機等のオブジェクトは任意に作成・配置することができ、対向車・併走車等の交通流シナリオも設定することが可能です。

標準インストールされるテストコース
(CarSimDS/TruckSimDS)
路面/景観カスタマイズ

米国ミシガン大学にあるADAS・自動運転車用の走行実験施設 Mcity (CarSimDS/TruckSimDS)

ドライビングシミュレータ 構築事例

簡易版ドライビングシミュレータ CarSim /TruckSim Tabletop Driving Simulator

CarSim /TruckSim Tabletop Driving Simulator

事例1: SILSによるドライビングシミュレータ

使用製品 CarSimDS/TruckSimDS

CarSim /TruckSim Driving Simulator (以下CarSim /TruckSim DS) は、Windowsのパソコン上で簡易ドライビングシミュレータを構築する事が出来る米国Mechanical Simulation社製のパッケージソフトウェアです。CarSim DS / TruckSim DSをインストールしたPCにステアリング装置等のヒューマンインターフェースを接続しリアルタイムにアニメーションを描画出来ます。また、スピーカーから擬似エンジン音を出すことが出来ます。さらに、MATLAB/Simulinkを併せて使用する事によりユーザ様が独自に構築した制御ブロックと結合する事が可能です。

CarSim DS/TruckSim DS Software  with SENSO-Wheel&Pedal

事例2:  独SENDODRIVE社のSENSO-Wheelとさまざまな実車ペダルによる拡張

使用製品 CarSimDS/TruckSimDS

CarSim/TruckSimソフトウエアパッケージと独SENSODRIVE社のSENSO-Wheel ,自社製実車ペダルシステムを組み合わせた、リアリティーのあるドライビングシミュレータシステム。

・フォースフィードバックによりリアリティーのあるステアリングフィーリング

・実車ペダルを利用したアクセル&ブレーキペダルシステム

・255万円台~ の低価格でリアルなドライビングシミュレータを実現

・CarSim /TruckSim と同じ3次元道路コース作成画面で独自のコースを作成可能

・120度まで広げられるワイド・ドライバービュー画面

・スピーカーより擬似エンジン音やタイヤスリップ音を出力可能

・MATLAB/Simulinkと結合して独自の制御ロジックを追加可能

・ITSやActive Safety Systemの研究開発用途に利用可能

CarSim内蔵 大規模ドライビングシミュレータ

CarSimは、大型モーション装置や大型スクリーンを持つハイエンドなドライビングシミュレータに内蔵する車両運動モデルとして数多くの採用実績があります。 CarSimの標準版、又はRT版が使われ、CarSim車両モデルとの接続、画像処理、モーション制御はCarSim外の別ソフトで行います。(TruckSimやBikeSimも同様です。)

トヨタ自動車株式会社様の活用事例:

予防安全技術開発用大型ドライビングシミュレータ

トヨタ自動車株式会社東富士研究所様では、限りなく実走行に近い試験環境を追求した世界最高レベルのドライビングシミュレータを開発し予防安全技術の開発を推進されており、その中の車両運動シミュレーションモデルにはCarSimが採用されています。

ドライバーは、直径7.1mのドーム内に設置された実車に搭乗し、ドーム内の球面スクリーン全体(360度)に映し出される映像に合わせて運転操作を行います。

その際、ドームは縦35m・横20mの世界最大級の範囲で移動し、右左折時を始めとした様々な運転パターンにおいて走行時の速度感・加減速感・乗り心地を忠実に模擬します。

詳しくは、トヨタ自動車様のホームページをご覧ください。

なお、モーション装置はMTS社製、ドーム部を含む画像処理装置は三菱プレシジョン社製で、デンソーテン社製のリアルタイムシステムCRAMASにCarSimのRT版を入れて、CarSimの車両運動モデルを組み込んでいます。

ドライビングシミュレータ 提案製品構成例

事例1: HILSによるドライビングシミュレータ

使用製品 CarSim RT+/TruckSim RT+

ABS/ESCやサスペンション制御・レーダーセンサー等のシステム評価にドライビングシミュレータを利用する事が出来ます。ステアリングホイールやアクセル・ブレーキペダルにより運転者の挙動をECU等に与えることができます。

事例2:パートナー製品との連携によるドライビングシミュレータ

使用製品 CarSim & UC/winRoad(Fourum8)

フォーラムエイト社のUC/winRoadとの連携が可能です。UC/winRoadで作成した景観、移動物の描画などをCarSimの詳細な車両モデルと組み合わせることにより、現実に近い感覚でシミュレーションすることが可能となります。

ムービーはこちら (rFactorProのサイトにリンク)
(サウンドあり)

事例3:rFactorProとの連携によるドライビングシミュレータ

使用製品 CarSim & rFactorPro

rFactorProが開発した、高精細な路面・景観を再現する事が出来るソフトウエアです。世界各地のサーキットコースをミリオーダーで測定し忠実に再現する事が可能で、著名なレーシングチームは車両の開発・セットアップの評価・ドライバーのトレーニング等の領域で使用しています。

rFactorProが提供するPluginアーキテクチャやMATLAB/SimulinkブロックによりCarSimとの連成が可能です。

注意事項:

※接続するハードウエア(PC・ディスプレイ等)はお客様のご用意となります。

※ハンドル装置は反力を発生する装置を含んでいますので取り扱いには十分ご注意下さい。また、本装置により受けた傷害/損害及びハンドル装置の故障については、バーチャルメカニクスおよびメカニカルシミュレーションは一切の責任を負いません。

※CarSim /TruckSim Driving Simulatorのサポートにつきましては、保守契約のサポート範囲で対応いたします。ハンドル装置(ロジクール G27 Racing Wheel)は未保証及び動作確認用無償試供サービスと致しまして同梱させて頂きます。初期動作不良以外の故障や製品本体の傷や汚れ等は免責とさせて頂きます。

※各プロダクトの使用には、それぞれ専用のライセンス・キーが必要となります。シングルライセンス(ドングルライセンス)又はネットワークライセンスによるライセンス管理となります。

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